Sep25

大盛況・NYの最新ワイン事情セミナー

セミナー

9月18日にアカデミー・デュ・ヴァン青山校にて、当社主催の特別セミナー「いま、NYのワインシーンが面白い!」を開催しました。初の試みでしたが、多数のワイン業界関係者にお集まり頂き、ワイン業界においても「ニューヨーク」は要チェックのマーケットとしての認識して頂けたと思います。

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このイベントはNYC最大のワインショップ『Astor Wines & Spirits』でバイヤーを務めるみさき・レイノソさんをスピーカーとして、そしてワインライターとして活躍される立花峰夫氏をモデレーターに迎えて、ニューヨークの最新ワイン事情について語って頂きました。

みさきさんはニューヨークの人気レストランでソムリエやマネージャーの経験を積んだ後、現在の職に就き世界35か国、4000種類以上のワインの購買を担当しており、ニューヨークのリアルなワイン事情を知り尽くしております。そして、日本と世界のワイン事情に精通している立花氏が、日本から見たNYのワイン市場の魅力や日本市場との違いを引き出すという展開に。

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特に第一部の「ワイン市場としてのニューヨーク」には参加者も興味深々でした。ワインにおいても世界最高レベルとして知られながらも、日本においてはあまり語られることのなかったニューヨークのワイン・マーケット。禁酒法の名残を持つ米国のアルコール規制の中でワインの流通の話から最近のNYにおけるワイントレンドまで。特に、今NYで流行っているワインや、NYのワイントレンドに影響力を持つ媒体や人物に関しては質問も多く飛び交いました。参加者の中には日本市場において他国のワインのプロモーションを担っている方も多く、NYではその国のワインがどうなっているのかは是非とも知りたい内容のようでした。

第二部では「ワイン産地としてのニューヨーク」をテーマに、NYワインの概要と6種のワインの試飲を行いました。そして、今のニューヨーカーは地元産のNYワインをどう見ていて、今後の可能性はどうなのか?これはNYワインを輸入している私どもにとっても一番知りたいところ。NYのローカルを大切にする食文化を背景に、NYの人気レストランやトップソムリエも積極的にNYワインを取り入れ始めているとのこと。そしてその理由は地元産だからではなく、クオリティーが良くなっているからだとのコメントには今後の可能性を感じました。また参加しているワイン業界の皆さんも改めてニューヨーク州産ワインのクオリティーの高さに興味を示しておりました。

今年7月のニューヨークワイン&グレープ財団主催のNYワイナリーツアーのお蔭で、9月以降NYワインのメディアへの露出も増えてきました。そして、このイベントをきっかけに日本のワイン業界においても「ニューヨーク」の存在感が高まってくることを楽しみにしております。

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写真は売場面積300坪を誇るAstor Wines & Spiritsの店内。NYワインの棚も充実。

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