GO-TO WINE

NY Wines ニューヨークワインについて

  • NIAGARA ESCARPMENT LAKE ERIE REGION
  • FINGER LAKES REGION

  • HUDSON RIVER REGION LONG ISLAND REGION

“ニューヨーク”と聞いてまず思い浮かべるのは、自由の女神、セントラルパーク、タイムズスクエアなどをはじめとするマンハッタン島ですよね。最近では、イーストリバーを挟んでマンハッタン島の向かい側に位置するブルックリンにも注目が集まっていますが、そのマンハッタン(Manhattan)、ブロンクス(the Bronx)、ブルックリン(Brooklyn)、クイーンズ(Queens)、スタッテン島(StatenIsland)の5つの行政区からなるのがニューヨーク市(New York City)なのです。
そのNY市を擁するNY州は、大西洋に突き出す東端のロングアイランドからペンシルバニア州との州境の西端までおよそ455km、総面積が約141,300km2(北海道と九州を合わせたぐらい)の広大な州です。

ニューヨーク州の主なワイン生産地域

NY州には5つのワイン生産地域があり、
その中に9つのAVA(American Viticultural Areas = 政府認定ブドウ栽培地域または原産地呼称制度)が存在しています。

Finger Lakes Region フィンガー・レイクス

カナダとの国境近くにあり、NY州最大のワイン生産地。118のワイナリーがある。文字通り、指のような細長い形をした大小11個の湖からなる。氷河期に氷河がずれた際に削られた部分に水が溜まり湖となった。中でもフィンガー・レイクス最大の湖であるセネカ湖は約200メートルの深さがあり、アメリカでも最も深い湖の一つである。他にも、カユガ湖とケウカ湖の周辺にもたくさんのワイナリーがある。夏は湖からの涼しい風が吹き込み、冬の間は水温により苗木へのダメージや春秋の霜のリスクの緩和に役立っている。土壌は石灰岩やミネラルを多く含んでおり、酸の高い品種に適している。近年ではリースリングの産地として注目を浴びている。

Long Island Region ロングアイランド

マンハッタンから東に伸びるロングアイランドの先端部分に60以上のワイナリが点在する。半島の先端部は2つに分かれ、北側のノース・フォークにほとんどのワイナリーが連なり、南側のサウス・フォークには3つのワイナリーが存在する。サウス・フォークはハンプトンズとして呼ばれ、超高級避暑地として知られている。マンハッタンから車で2時間程で行ける地域なので、マンハッタンからのワイナリーツアーの客も多い。

この地域は大西洋とベイに囲まれた海洋性気候であり、その他の条件も似ていることから「ニューヨークのボルドー」とも呼ばれている。この地域でも様々な品種のワインが造られているが、白はシャルドネ、赤はメルローが代表的である。特にメルローの評価はアメリカ国内でも高まってきている。

Hudson River Region ハドソン川流域

ハドソン川流域は、アメリカ国内で最も歴史の古いワイン生産地域であるとされます。シャワンガング山麓を西に、美しいウェストチェスター郡などを東に抱いて南北に流れるハドソン川流域は、独特の気候と土壌によって、ネイティブ・アメリカン品種のみならずフランス品種やヨーロッパ品種のすばらしいワインも生産しています。

Lake Erie Region エリー湖周辺

ネイティブ・アメリカンの言葉でチャタクアとも呼ばれるこの地域には、20,000エーカーものブドウ畑が広がっています。栽培されるブドウのほとんどがジュース用のコンコード種ですが、もちろんワイン用のフランス品種やその他のヨーロッパ品種も栽培されています。

Niagara Escarpment ナイアガラ・エスカープメント

ナイアガラの滝周辺の断崖地域は、五大湖からの距離の近さと、オンタリオ湖からの暖かい空気を溜めておける断崖のユニークな地形により、NY州の中で最も暖かい地域の一つです。そしてその暖かい気候と地質が、ブドウをはじめとする色々なフルーツ栽培に適しているのです。

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