ワシントンDCにアーバンワイナリー誕生
来週8月30日にワシントンDCに初のアーバン・ワイナリーがついにオープンします。
その名も『District Winery』。
名前の由来はワシントンDCの正式名称である「District of Columbia (コロンビア特別区)」であるのは間違いないでしょう。
場所はネイビーヤードのアナコスティア川沿い。モダンでお洒落な雰囲気のワイナリーの横にはレストランが併設されており、こちらでワインが楽しめます。
ワインボトルのデザインも洗練された感じです。
しかし、このボトルを見て「おやっ?」と思った方もいる多いのでは。
そうなんです。こちらのDistrict Wineryは当社が輸入しているニューヨークのブリックリンにある『Brooklyn Winery』の第2号ワイナリーなんです。NYで大人気のブリックリン・ワイナリーは結婚式や企業イベントなどの貸切イベントが多く、折角行ったのに開いたいなかったという人も多いはず。私どもも2つ目のワイナリーをワシントンDCに出すという話は2年ほど前から聞いておりました。ライセンスの問題などいろいろ問題があり、オープンが伸びていたようです。ついにオープンのニュースを見て嬉しい限りです。
ワシントンDCでワイナリーと言うと、誰もが気になる「ブドウはどこから来るの?」という点については、大半のブドウはカリフォルニアから冷蔵トラックで運ばれてくるようです。ブルックリン・ワイナリーでも同様に、ニューヨーク州産のブドウの他にカリフォルニア産のブドウが使われています。今や輸送技術の進歩により、品質的には全く問題もなく、価格的にもかなりのメリットがあるそうです。ワイン・メーカーのコナー・マコーマック氏はカリフォルニアでワイン造りの経験を積んだのも理由の一つです。
興味深いのはDistrict Wineryは外観も店内もモダンで洗練された感じな一方、Brooklyn Wineryは元々クラブだった建物を改装した、ラスティックな雰囲気。2つのワイナリーの雰囲気が全く違うのも面白いところです。
District Winery店内
左からBrooklyn Winery外観、店内、オーナー達 (写真はGO-TO WINE HPより)
Brooklyn Wineryのオーナー達と話していると彼らが常に言うのは「一人でも多くの人達にワインに興味を持ってもらいたい。美味しいワインを飲んでその背景にも興味を持てば、隣にあるワイナリーを案内する。もっと興味が湧いたら、近郊のワイン産地に行ってブドウ畑を見て楽しんで貰えたら嬉しい。」ということです。そうやって多くの消費者をさりげなくエデュケートしていくところは素晴らしいと思います。その辺りに、ワイン産地にあるワイナリーとは違う、アーバンワイナリーの魅力や存在意義があると思います。
District WineryのHPの写真には下の写真のような写真がありました。お客さんが実験器具を使っていろいろな楽しめるようです。これもまた他のワイナリーとは違った楽しみ方で、是非行ってみたいです。
ワシントンDCにお住まいやご旅行の予定のある方は是非行ってみて下さい。
行きたいけど行けない(涙)。是非飲んでみたい‼という方はまずは当社で販売しているBrooklyn Wineryのワインから試してみては如何でしょうか(笑)
こちらから購入も可能です。
All pictures are from District winery HP & GO-TO WINE HP.